症状別カイロプラクティック治療
Treatment
症状別カイロプラクティック治療
メタボリックのための治療
メタボリックのための治療
日本人の死亡原因トップ3の内の2つ心疾患、脳卒中の基礎的原因となる状態をメタボリックシンドロームと呼ぶようになりました。中高年者の男性の1/2女性の1/5がそれの該当し、総計で一千万人に上ると考えられています。

メタボリックシンドロームの診断基準は立位のおヘソ周りが男性で85cm、女性で90cm以上あり、なおかつ高脂血症(中性脂肪150mg/dl以上、HDL善玉コレステロール40mg/dl以下)、高血圧(収縮期130mmHg以上、拡張期85mmHg以上)、高血糖(空腹時血糖110mg/dl以上)の3項目のうち2つ以上を満たすものです。

当センターのDr.中島が提唱する仙骨・後頭骨テクニックの内臓触診反射テクニックでは自律神経系およびホルモン系に働きかけて機能を復元するとともに代謝を促進し、脂肪を燃焼する身体づくりをいたします。

冠状動脈

冠状動脈(かんじょうどうみゃく)は心臓に血液を供給するための血管で、自分自身を養うための動脈です。メタボリックシンドロームに伴う動脈硬化は冠状動脈を狭窄(きょうさく)し、高血圧を併発すると狭心発作や心筋梗塞の危険が増します。

心筋梗塞は日本人の死亡原因トップ3の一つです。これを予防するにはメタボリックシンドロームにならないように食事制限をして適度な運動を行い、積極的に冠状動脈の機能を高めておく必要があります。
治療
冠状動脈は第1胸椎と大きく関わっています。そこで第1胸椎の調整をするとともに、カイロプラクティックの特殊な方法で冠状動脈の反射部である左の掌の親指の付け根(母指球)と左肋骨下部を刺激します。
またこの部分が痛むようであれば冠状動脈に異常があることが疑われます。状態によっては専門の検査が必要になります。

それにあわせて高コレステロール・高塩分にならないような食事法や専門の運動法も必要に応じてご指導いたします。

膵臓

メタボリックシンドロームは、腹囲・血圧・血糖値・コレステロール値の4項目から診断します。このうち血糖値に影響を与える血液中のブドウ糖の濃度をコントロールしているのが膵臓(すいぞう)です。
膵臓は胃の裏側に位置し約13cmの木の葉のような形をした臓器です。その働きは膵液を分泌して消化を助けることや大量の重炭酸ナトリウムを十二指腸に分泌し胃酸を中和することのほか、インスリンとグルカゴンという2種類のホルモンを分泌します。

インスリンは細胞のエネルギーであるブドウ糖が余分にあるときに細胞内に取り込み蓄える働きをし、グルカゴンは逆に蓄えられたグリコーゲンを分解してエネルギーとして消費させる働きがあります。
インスリンが不足すると血液中の糖が増え糖尿病となりますが、内臓の細胞に脂肪がついているとインスリンに対する反応が悪くなり、ブドウ糖を細胞内にさらに取り込みにくくなります。このように肥満は糖尿病の危険を増加させます。
治療
膵臓は第6胸椎と大きく関わっています。そこで第6胸椎の調整をするとともに、カイロプラクティックの特殊な方法で膵臓の反射部である右の掌の親指の付け根(母指球)を刺激しながら、第6-7肋骨の間、右肋骨弓の下、胃の中央部に順に接触していきます。
右の掌の付け根が痛むようであれば膵臓に異常があることが疑われます。それにあわせて食事法や運動法も必要に応じてご指導いたします。