症状別カイロプラクティック治療
Treatment
症状別カイロプラクティック治療
不眠症のための治療
不眠症のための治療
現代社会は様々なストレスに満ちており、ややもすると体調を崩しがちになります。そのような時、最も有効な対処法が休息をとることです。ところがどういうわけかその休息である睡眠そのものが取れなくなることがあります。これがいわゆる不眠症です。

不眠症には以下のタイプがあります。まずは、個々の症状に対する対処法で深い眠りにつけるよう試してみて下さい。それでも寝られないという方は、カイロプラクティック治療をおすすめします。

カイロプラクティックでは不眠症の原因であるストレスを減らし、覚醒と睡眠リズムの源である自律神経を調整していきます。睡眠薬など薬物療法が多く行なわれる症状ですが、不眠症においてもカイロプラクティックはあくまで自然の原理に基く治療を行ないます。

入眠障害型

~寝つきが悪いが、朝まで寝られるタイプ~

不眠症で悩む患者の中でもっとも多いタイプは入眠障害であるといわれています。これはいわゆる寝つきの悪いタイプで、寝ようとすればするほど眠れなくなりますが、いったん入眠することができると朝まで問題なく眠られるというものです。
一般的には眠るまでに30分以上かかってしまい、そのことを本人が苦痛と感じていれば入眠障害の疑いがあるとされています。入眠障害の原因の多くは心配事や精神的なストレスであると考えられています。
対処法
入眠障害の対処法としては、刺激物を避け、眠る前には自分なりにリラックスすることが大切です。
就床前4時間のカフェインの摂取を避ける。タバコの主成分であるニコチンには吸引直後のリラックス効果があるものの、覚醒作用があるので就床前1時間の喫煙は避けましょう。ニコチンタブレットやニコチンパッチなども同様です。軽めの読書や音楽、温めお湯の入浴し落ち着ける香りなども入眠障害には効果的です。
また、寝酒と称して睡眠薬代わりに飲酒を習慣とする方もいますが、アルコールには睡眠導入効果がある反面、深い睡眠を減らす欠点もあるので不眠症の原因となってしまいます。

まずは、上記の対処法で深い眠りにつけるよう試してみて下さい。それでも寝られない方は、カイロプラクティック治療をおすすめします。

中途覚醒型

~夜中に何度も眼がさめるタイプ~

一度寝付いたあと、夜中に何度も眼が覚めてしまい、熟睡できない症状を中途覚醒と言います。人の睡眠は深い眠りと浅い眠りを周期的に繰り返していますが、全体的に眠りが浅くなるため、浅い眠りの周期のときに眼が覚めてしまうと考えられます。

原因としては昼間に仕事などで受けたストレスによる自律神経の乱れ、適量以上の飲酒、またはうつ病や睡眠時無呼吸症候群などの病気の部分症状が挙げられます。
対処法
悩み事はありませんか。症状が出た頃に転職、引越し、寝具が変わったなど環境の変化はなかったでしょうか。
睡眠障害は心の問題が大きく関与します。悩みが浮かんで眠れないときは布団に入り、ゆっくりと呼吸して、その数を数えます。他のことを考えて中断してしまったら、改めてまた呼吸の数を数え始めます。悩み事にとらわれなくなってきますと自然と眠くなってきます。

また昼間の活動をしている状態をひきずって興奮状態が続くとよく眠られません。寝室に環境音楽をかける、ラベンダーなど鎮静の作用のあるアロマオイルを香らせるなど、脳がリラックスできる環境をつくることも効果があります。
夜中に眼が覚めてしまって眠りにつけない時は、布団から出て読書をするなど気分を変えると良いでしょう。「眠らなければ」と意識してしまうと交感神経が高まってしまい、余計に眠りづらくなってしまいます。まず、リラックス出来ることをしてみてください。
不眠症の治療
睡眠は自律神経とホルモン系の日内変動によってコントロールされています。自律神経の内、交感神経は昼間の活動を促進し副交感神経は夜の休息と睡眠を誘発します。またホルモン系ではセロトニンは朝の覚醒を促し、メラトニンは夜の入眠を誘います。これら時系列で働くべき自律神経、ホルモン系に異常をきたすと不眠症になってしまいます。

先ず、不眠症に対してカイロプラクティックでは専門の治療により背骨の中心線(正中線)を整えます。なぜなら自律神経系は背骨に連結しておりこれらを調整するとその刺激によって自律神経の持つ日内パターンの改善を図ることが出来るからです。一方ホルモン系へはホルモン中枢である頭蓋へ特殊な調整を行なうことで睡眠誘発ホルモンの分泌を促します。

また、睡眠を妨げている様々な疾患(腰痛、頭痛、内科的疾患など)へも適切に処置してまいります。

※日内変動とは・・・1日(24時間)を1周期として体が学習し繰り返すことをいいます。