僕の人生の師である行徳哲男先生が中島先生にお世話になるきっかけをつくってくださった。体が命である僕のプロテニス人生を卒業して7年になる今も、どこかを痛めると必ず中島先生にお世話になっている。いわば“困ったときの中島先生頼み”である。
ドクターの言葉で「ラインII、エリア３・・・」わけのわからない言葉をテンポよく助手の方に伝えながら、治療が進んでいく。とにかく早い。中島先生の分厚い手によるカイロプラクティックにより、僕の体が正しい位置、本来あるべき姿に戻っていくのを感じる。そうなのだ！中島先生は僕の体を治すのではなく、本来の姿に導いてくれているのであり、その過程での先生との小気味よい会話が僕の体だけでなく心のあるべき場所にも導いてくれていくのだ。いつお目にかかっても元気な先生はその元気を分厚い手から僕にも注入してくれているのだろう。
病院や薬というネガティブなイメージとは正反対なポジティブな先生の躍動的な処置は、いつも僕の体だけでなく心もあるべき場所にもどしてくれる。僕自身も、先生のように周りの人に元気を与えられるような“気”の入った活動をしていきたいと思います。